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98/03/08 冬の みなさんからの おたよりと サダナリからのお返事 |
■またしても音楽探偵団となる、の巻 音楽ファンの駆け込み寺(?)「サダ・デラ」に寄せられた、音楽探しのメールを。 |
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ところがこれが咄嗟に思い出せなかった。大昔に聴いたことがあるような、ごく最近聴いたような。モヤモヤに耐えきれず、「札幌のボサ大将」佐藤浩さんに助けを求めてしまいました。すると...。 |
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'fantasia' Beleza (ALCB-3171 Alfa) |
あ、そうか、ベレーザかぁ〜。彼女は、なんというか「ボサノヴァ歌手」とでも呼べばいいのか、ニューヨークで活動するアルゼンチン人シンガーです。2枚目のアルバム『セブン・デイズ』がちょっと話題になったんじゃなかったかな。「ギフト」収録の『ファンタジア』は3枚目になりますね。 しばらくして思い出したんだけど、「ギフト」って有名な「リカード・ボサノヴァ」の別名なんですよね。「ギフト」としてはやはり「ボサノヴァ歌手」だったイディ・ゴーメの歌唱が有名でしょうか。で、これがSEIKOのTVCMに使われていたんですよ、もう15年位前の話ですが。それで「大昔に聴いたことがあるなぁ」と思っていたわけです。「リカード...」ならば、なんとしってもハンク・モブレイ(ts)でしょう。 というわけで左が『ファンタジア』です。「ギフト」の他にポリスの名曲「見つめていたい」や、ラテンのスタンダード「アマポーラ」、ルグランの「瞳をみつめて」などにも挑戦、ちょっとユニークな作品であります。クレモンティーヌあたりが好きな人にお薦め。 |
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お問い合わせのメールはまだ頂いております。次はこちらですが...。 |
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...ところがこれがよく分かりませんでした。結構調べたのですが。そうこうするうちに、渡邉さんご本人から「HPでうろうろしてみましたらCDナンバーだけは分かりました。capitolCDP
799179です」というメールを頂いたりして。私の方はといえば「ビング・クロスビーの持ち歌で『星にスウィング』という邦題がある」なんて'とほほ'な情報だけしか得られなくて...。 渡邉さん、その後状況はいかがでしょうか。また「持ってるぞ」という方がいらっしゃいましたらサダナリまでご一報下さい。 また渡邉さんが別のメールでおっしゃった「企画のネタとして(図々しいかな?)こんな環境で聴いてますみたいな(ちょっとしたホームオーディオねた)なんか今後どうでしょうか?その1:三畳一間で聴いてます(貧乏学生さん)編、その2:システム全部で500万ザマス(ハイソファミリー)編...」面白いですねぇ。ジャズ・ファンってJBLのスピーカーがどうしたとか、マッキントッシュのアンプがどうしたとか、オーディオにもうるさい人が多いんですが、僕らの世代ってCDラジカセかミニコンポじゃないですか。そこをどうするか。みなさんからアイデアを募集してもいいですね。 あとレコーディングの問題、CD自体が持っている音質の問題ってのも興味深いです。レーベルと時代によって音が全然違うんですよね。「特に音のいい作品」ってのも存在するし。いつかきっと書きますよ。 |
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次のメールにはびっくりしてしまったのだ。いやはや、恐縮です。 |
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いいのかなぁ?このページ読ませて洗脳したらヘンテコなジャズ・ファンになってしまいますよ(笑)。他の大学でも「1年生に読ませた」ってところがありましたけどね。書いている本人がみなさんの行く末を案じてしまう(笑)。 Mさんのページ、いつも拝見しています。1月6日公開だったですね。Mさんにとってエキサイティングな1年になるようにお祈りしています。 初心者ばかりなのもいいじゃないですか、へんな先入観なくて。みんなで切磋琢磨して頑張って下さい。しかし「1度もジャズ聴いたことがなかったり」ってのはちょっとキツイですね。出来るだけ機会を見つけて、生の演奏に触れてみて下さい。それこそ、私の「はじジャズ」第三回や次回が参考になればいいんだけど。あとは指導者ですねぇ...どなたか水戸付近で「われこそは」という方、いらっしゃいませんか。よろしければMさんまでご一報下さい。 さて、実は、偶然。Mさんのお師匠さんであるテナーサックス奏者の菊地康正さんからメールを頂きました。これまたびっくりした! |
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いやいや、過去にリンクのお願いをした大瀧詠一氏、鮎川誠氏からお返事を頂いたことはあったのですが、ふらっと遊びに来たプロ・ミュージシャンの方からメールを頂いたのは初めてです。びっくりしましたよ!ここで菊地氏のご紹介を。 |
菊地康正氏と 名著「プレイ・ザ・ジャズ・サックス」 (中央アート出版社・刊) |
菊地康正氏は1953年生まれのテナーサックス奏者です。松本英彦氏、三木敏悟氏に師事し、本場モントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演されています。師匠である日本のテナーサックスの神様、松本氏が「オレより上手い!」と言ったのは有名な話。 共演ミュージシャンはデイヴ・グルーシン、ヘレン・メリル、サラ・ボーンといった一流ジャズメンの他、矢沢永吉やソウル・ボサ・トリオなど。かわったところではアメリカン・ロックの奇才、ヴァン・ダイク・パークス来日ステージ('88年)のテナーも菊地氏でした(ちなみにドラムはタナ・アキラ、ベース細野晴臣、すごいメンツ)。 最近はご自身のリーダー・バンド'Sax Machines'で演奏活動を行うほか、渋谷と横浜でサックス&フルート教室を開講。さらに名著「プレイ・ザ・ジャズ・サックス」も発表、我々アマチュア・サックス奏者に多大な影響を与えています。さらに、エキサイティングなホームページも運営されているのだった。 サダナリと菊地氏については「はじジャズ」第三回をご覧ください。横浜のジャズ・フェス事務局が菊地氏を漏らしていたので噛みついたのだ。あとはヴァン・ダイクで拝見しております。ソウル・ボサ・トリオのCDも持っています。「プレイ・ザ・ジャズ・サックス」もかなり前に購入しましたが...練習しなきゃ(笑)!! 日本のバリトン奏者については、本当に不勉強でお恥ずかしい限りです。つづらの氏は存じあげておりましたが、音を聴いたことがないものですから...。竹野氏も同様であります。「こりゃちょっと積極的に動かなきゃダメだな」と思い、早速2/21(土)に香取良彦氏(vib)のオーケストラを聴きに行きました。総勢16名、開始早々1曲目でバリトンの小池修氏が長〜いアドリブを取り、いきなりブっ飛んでしまいました(このライヴの模様は次回の「はじジャズ」で詳しくご紹介します)。Sax Machinesは近日中に拝見させていただきます。Solid Brassも行かなければなぁ...。それにしても生徒さんにお薦め頂けるとは、ありがとうございます! プロのライター云々ですが...プロとして文章発表すると、いろいろ風当たりが強そうで、考えてはおりません。ホームページが気楽でいいです(笑)。 でもこのページを「音付き」でやってみたくて、コミュニティFMのDJみたいなクチはないかなとは考えています。私の実家のほうでは鎌倉、葉山、横須賀など街毎に洒落た放送局があったりするのですが、東京都内はどうなんだろう?関係者の方、ノーギャラで構成も喋りもやりまっせ、音源も自前持ち込みです。東京、神奈川、千葉、埼玉くらいまでは参上します。連絡求む!。 |
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ジャズについての熱いメール、まだまだ頂いております。次はこちら。 |
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ちょっと長いけど、全文掲載。例の震災のとき、私なりに心配したのが(ちょっと不謹慎かもしれませんが)神戸のジャズ・シーンのことでした。横浜同様、神戸にも有名なジャズ・クラブがあり、関西ジャズの重要な拠点となっていたんです。「崩れてしまったのかなぁ、再起出来るのかなぁ」と心配していたのですが、どうにか復興したようですね。 というか、不思議な話ですが人間ああいう状況になると、生活に必要なものと同様に、ジャズのような実用的ではない「心の拠りどころ」を欲しがるのではないでしょうか。最初は生きて行くことに必死でも、何日目かにふと、かつて見聞きしたジャズのことなどを思い出して、無性に聴きたくなるかもしれませんね。私もそうだろうな。水不足も辛いけど、音楽が自由に聴けない生活ってのは、試練だろうなぁ...。 被災者支援ライヴの話も何回か聴きました。ジャズが生楽器ひとつで出来るってところが良かった(笑)。肥大化したロック・バンドのセットじゃ「ちょっと公園で」ってわけに行きませんからね。まだまだ色々大変なことは残っている(のにマスコミでは採り上げられない)ようですが、そうですか。ジャズ・フェスは途絶えなかったのですね。良かった良かった...。 今は京都ですか。いいところじゃないですか!ジャズ・クラブ、ジャズ喫茶、沢山ありますよ。ちょっとコワイかもしれませんが、是非探検してみて下さい。楽しいお便りをお待ちしています。しかし、ほんと、関西方面行ってみなきゃなぁ...。 |
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さてさて、ジャズ・ヴォーカル修行中の方からメールをいただいております。しかも偶然お二人から...。 |
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しかし、なんとも、今や女性の方が元気なのだ。すみえさんのページを拝見したところ、実に行動的。ワークショップに参加されたり、学祭に飛び入りしたり。度胸も座っているのだ。「学祭飛び入り」は会田さんもやられたようで(笑)、歌うのが楽しくて仕方がないという感じなのかな。いいなぁ...管楽器はたまに苦痛も感じたりするんですが(笑)...。 お二人つくずく似てますよね。すみえさんのホームページを経由してコンタクトを取られてはいかがでしょうか。そうそう、会田さん、即興音楽に興味がおありならLH&Rの「ヴォーカリゼイション」をご研究下さい。肉声を楽器として、テーマを歌い、アドリブを採りまくる驚異のテクニックです。後期’ランバート・ヘンドリックス&ヴァバン’のライヴ盤がいいかな。 |
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3カ月ぶりなもので、まだご紹介しきれません。次がやっと最終ページになります。私よりも詳しい人、続出(苦笑)。今後の予定なども書いてあります。それでは再び、下の郵便屋さんをクリックしてください。 |
まったくスゴイ人達が 読んでいてくれるものだ 私なんかかなわないのだ ぶつぶつ... |
おたよりのあてさきはこちらです
mail to | hiroshi@sadanari.com |