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98/03/08
冬の
みなさんからの
おたよりと
サダナリからのお返事


■12、1、2月のお便りから

 ちょっと溜めてしまいました。すいません。12月から2月までまとめて「冬のおたより」のご紹介です。



■各コーナーにズバリ反響あり!

 当『サダ・デラ』もかれこれ半年、各コーナーへの具体的なご感想が次々寄せられています。まずは特大ページだった「バカラック特集」へのご感想から。



 KMさん 97/12/14


 初めまして。バカラックの説明、楽しく読ませて頂きました。自分はディオンヌの大ファン(93年、94年の東京公演にも行きました!)で以前検索したことがあるのですが、日本では該当するホームページがなく、あきらめていましたが、今回は楽しいところが発見できて嬉しいです。
 ディオンヌが歌ったバカラックの曲だと自分もApril Foolsが好きです。あとは、This Girl's In Love With Youでしょうか。 あと、リンダロンシュタットが93年のアルバムWinter Lightの中でカバーしていたAnyone Who Had A Heartもディオンヌ以上に気に入っています。ナタリーコールのStarting Over AgainやアニタベーカーのNo One In The Worldなど、ディオンヌも歌っていたとは知らずに聴いていた曲も沢山あります。

 日本では今一つ人気のない彼女ですが、ずっと応援していきます。
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 びっくりしました。色々な方がいらっしゃるもので、KMさんはディオンヌのファンの方です。今まで「該当ページなし」だったのに、ある日突然あれだけのページがわらわらと沸いて来て、さぞかし驚かれたことでしょう(笑)。
 このあとしばらくディオンヌの活動について教えて頂きました。私が疎かった'80年代のディオンヌについては「ビージーズやバリーマニロウ、ルーサーバンドロスなどをプロデューサーとして起用し、バカラックとは遠ざかってました...でもその時代にも名曲は沢山あります。お勧めはアルバムHeartbreakerです」とのアドバイス。ありがとうございます。やりとりの結果、ディオンヌの魅力は「声質と発声は黒人だが、歌い方はドライで都会的なところ」という結論に達したのでした。
 ところで、いずれ「イギリスのバカラック」ことトニー・ハッチの特集もやりたいと思っています。え?知らないって?そんな!名曲『恋のダウンタウン』は御存知でしょう。あの曲の作者です。この人も素晴らしいのだ。





 またジャズコーナーで紹介したCDを「買ったよ!」というメールも頂いております。



 東京都・伊東樂さん 98/02/21


 ホームページ「7-18-9」の伊東です。『サダナリ・デラックス』を参考に、ヴォーカルのCDにチャレンジしてみようと思い"THE HOTTEST NEW GROUP IN JAZZ"を買ってきました。いままでヴォーカル(特に女性の)は、あまり好きではなかったのですが、全くの偏見でした。やはりこんなに才能にあふれ、それでいてユーモアを愛する人たちがいるのですね。ヴォーカルは遠いジャンルだと思っていましたが、自分の感覚に限りなく近い音楽(?)に巡り合えてとてもうれしいです。

 あと以前、矢野顕子のCDを聴いていたら、「機関車」が入っていて、特に歌誌の素晴らしさに驚いた覚えがあります。そしたらこのページで「機関車」の作者、小坂忠のレコードを紹介していたので、これも買ってしまいました。本当に良質のポップスで、愛聴しています。
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 う〜ん、ランバート、ヘンドリックス&ロス、評判がいいのだ。もう一通行ってみよう!



 二葉彰子さん 98/01/28


 はじめまして。 二葉彰子と申します。いつも楽しく拝見させていただいております。私は高校生の時、ブラバンにいたので、ジャズはとても大好きです。でも、ほとんどビギナーなので大変参考になっています。最近 LH&Rを購入しました。とっても楽しくて”私もこんな風に演奏したり、歌えたらなぁ”って羨ましくなります。天性のリズム感っていうのがあったら、私ももうちょっとマシなプレイヤーになれたのに・・・って思いますよね。

 ・・・もっともっといっぱい書きたいのですが勤務中なので、とりあえずこれで失礼いたします。そろそろ、周りのヒンシュクを買いそう・・・では、さようなら。

(映画関係のコメントは省略させていただきましたすいません・サダナリ)
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'The hottest new group in jazz'
Lambert,Hendricks and Ross
(SRCS7145 SONY)
 そうですか、お二人ともこれですか。うーん、うまい具合にいちばん楽しいのが伝わったようですね。よかった、よかった。ロック世代の皆さんにL,H&R、ぴったりマッチする模様です。

 しかしこのアルバムとは裏腹に、リーダーだったデイヴ・ランバートの死は本当に悲劇的なものだったようです。つい最近読み終えたビル・クロウ・著/村上春樹・訳のジャズ・エッセイ『さよならバードランド』(新潮社・刊)に彼の最期についての詳しい記述を見つけました。ハイウェイ上で立ち往生しているドライヴァーを見つけて、何か手伝おうと車を止めた。故障した車の後ろに二人で立っていたところ、トラックが突っ込んで来た。二人は故障車とトラックの間に挟まれ即死...だったそうです。
 出張帰りの特急列車の中で読んだのですが(市川塩浜付近)、胸が締めつけられるような思いがして、しばし本を閉じてしまいました。辛過ぎますよね、この話。

 しまった、またしても湿っぽくなってしまった(苦笑)。このアルバムが気に入ったならば、メンバー・チェンジ後、”ランバート、ヘンドリックス&バヴァン”のアルバムも超お薦めです(このグループ、のちにアニー・ロスが抜けて、スリランカ人のヨランダ・バヴァンという野宮真貴みたいなお姐ちゃんと交代するのだ)。『At Newport '63』、『At Basin Street east』どちらも最高です。特に『At Newport...』収録の「YEH-YEH !」は聴かずに死ねるか!の名演であります。

 それにしても、う〜ん、ヴォーカル・グループって楽しいですよねぇ(しみじみ)。改めて「ヴォーカル・グループ特集」をやらなければいけないなぁ...。





 さて、アルバム買いましたメール、まだまだ頂いております。



 千葉県・八坂明光さん 98/01/21


 サダナリさんオススメのセロニアス・モンクの「ソロ・モンク」とマイルス・デイビスの「ザ・バース・オブ・クール」アート・ペッパーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」を買いました。 3枚とも最高でした。ありがとうございます。
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'Solo Monk'
Thelonious Monk
1965
(32DP666 Sony)

'Birth of the cool'
Miles Davis
1949
(CP32-5181 EMI)

'Art Pepper meets
the rythm section'
1957
(OJCCD-338-2)


 徹底的にジャズ臭い3枚を選ばれましたね。もともとロック・ファンだった八坂さんですが、そうですか最高でしたか。ロックもジャズも分け隔てなく聴いてみてくださいね。





 そして、なんと言っても嬉しかったのが次のメールです!



 大阪府・Shigeki Wadaさん 97/12/07


 はじめまして。大阪の和田といいます。先日、ホームページのコピーを持って、サダナリさん推薦のジャズCD6枚買いました。これまでは、コルトレーン、オスカー・ピーターソンなど、大御所と呼ばれるジャズメンのCDぐらいしかもっていませんでしたが、おかげさまでジャズファンの第1歩を踏み出せたように気がします。

そして約2カ月後の1/26...

 はじめてのジャズ特集は大変身になり、推奨されたCDはほとんど入手しました。本当に名盤といえるものばかりで、週末の深夜はそのCDをかけながら、愛妻と二人、ワインを傾け聴きいっています。二人の時間を永遠に続けるためにも、初めてのジャズ特集をどんどんと更新されるとことを願います。
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 ホームページの影響力、われながら凄いですね。東京のいちサラリーマンが書いたもので、大阪の和田さんご夫妻の新しいライフスタイルを作ってしまうとは...。

 幸せそうなお二人の姿が伝わって来るような心温まるメール、本当に嬉しかったです。更新についてはご安心下さい!お二人が素敵な時間をすごされているまさにそのときに、数百Km離れた東京の片隅で、不肖サダナリ、キーボード打ちまくっています、カップラーメン喰いながら(笑)。

 第四回のバリトン特集はいかがだったでしょうか?え〜い、ついでだ、ワインも薦めてしまおう。イチオシ・マリガンの『Paraiso』は白猫の「ガトー・ブランコ・ソービニオン・ブラン」、わかりやすいボサノヴァと気軽なチリ・ワインの組み合わせをお楽しみ下さい。黒猫の「ガトー・ネグロ・カヴェルネ・ソービニオン」とブルーズィーなレオ・パーカー、悪魔マークの「コンチャ・イ・トロ・カシジュロ・デル・ディアブロ」には妖しいサヒブ・シハブでしょうか...って江川かオレは(笑)。そういえば、その名もズバリ「セント・トーマス」というワインもありますね。一回飲んだけど、ソニー・ロリンズに合うかというと...?でした(笑)。





 またそのバリトン特集、公開翌日に早くも反響が届きました。



 東京都足立区・山崎利恵さん  98/02/14


 やーもう会社で声を上げてしまいそうになりました!11日にちょうどジェリー・マリガンを買おうかなと思って手にとったのですけれど、予備知識がなくてどれを買おうか非常に迷って(小一時間)、挙句にやめてトボトボ帰ってきた所だったので。

 会社から帰宅途中に早速"NIGHT LIGHTS" (これしか置いてなかった)を購入。しかも1500円と非常にお得なお値段でビックリでした。地元の非常にローカルなお店なんですが "今、ジャズが熱い!"と貼紙(!)してあってなんだかうれしい気分です。(もうちょっと品数あればもっとうれしいんだけれど)今聞きながら書いてます。いいっすね〜。心の中の濁ったものがとけて消えていくようです。

 普段家の母まったく音楽に興味を示さないのですが、居間で聞いていたら "うわー懐かしいわね〜"といっていました。どうやら彼女の青春時代らしいです。親子二代にわたって虜にするとは…おそるべしジェリー・マリガン!!

  それではまたひと月のCD代がかさんで、こうしてジャズにはまっていくのかと、今ひしひしと実感している山崎利恵でした。
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'Night Lights'
(818 271-2 Mercury)
Gerry Mulligan
1963/1965
 ははは、面白い店ですね。きっと店主がジャズ好きなんですよ。でもジャズだけじゃ商売成り立たないんで、仕方なくシャ○ナとか置いてるんじゃないですか、なんてね。

 山崎さんはこちらですか。これも名盤ですなぁ。あのオープニングが聴きたくて、ついつい手が伸びてしまいますよね。
 マリガンというのは変わった人で、自己のコンボには絶対にピアノを入れなかった。固まりになったようなピアノのコード感がキライで、それを2管のハーモニーで出そうと苦闘していたそうです。しかし、たまに自分でピアノを弾いたりする(笑)。映画『真夏の夜のジャズ』でも、デューク・エリントン楽団卒業生バンドでサングラスを掛けてピアノを弾いていたでしょう。そんなマリガンのピアノが最も輝いているのがタイトル曲「Night Lights」だと思います。ところで名曲「黒いオルフェ」や「Prelude in E minor」などでのバリトン・サックスはいかがですか?あのクールさはバリトンの独特な音色ならではでしょう。ただ「音程が低いだけのサックス」ではないんです。独自の音色がするんですよ。
 あとこのアルバム、ほとんどエコーがかかっていないでしょう。なんかまるで自分の部屋で吹いてもらっているような錯覚に陥りませんか(笑)。

 ちなみにあの「デューク・エリントン楽団卒業生バンド」のシーンいいですよね。一瞬映るベン・ウェブスター(ts)が「どひゃ〜、こんなの100年前のアレンジだぜぇ、おい!」と吠えていて、その雰囲気と喋り方にいつも爆笑してしまうんだけど(笑)。



 そのバリトン特集ですが、実は批判的とも取れるお便りもありました。「なんでまたバリトンなんだ。もっと無難なピアノとかやると思った」とか。作者の担当楽器で、抱きしめている写真まで掲載したのに、勇気ある発言ですよね(笑)。
 あれには大きな意図がありました。あそこには書きませんでしたが、ジャズ界に残る悪癖のひとつ「楽器差別」を持たないようにして欲しかったんです、早いウチに。「オルガンなんてジャズじゃない」とか「ヘンな楽器でやってるのはパロディーであってジャズではない」とか、絶望的な偏見がジャズ界にははびこっているんですよ。それらに染まる前に、バリトンなんてマイナー楽器にも立派な系譜があって、人生懸けた人だっているんだ、素晴らしいサウンドを創った人達がいるんだということを知って貰いたかった。そういうわけです。ご理解いただけましたでしょうか。




 ささ、次は映画の話題です。



  阿部壮一郎さん 98/01/07


 遅れ馳せながらあけましておめでとうございます。「ばあどらんど」の阿部です。このたびは、映画コーナー更新の案内ありがとうございます。おかげで、今年の正月は、コンピュータは触らず、コタツでビデオ三昧してました。なにしろ、最近は映画館などほとんど行く機会がなく、たまに行くのは子どものお供で、ゴジラやモスラだったもんで、昨今の映画事情に疎い身にとって映画ガイドありがたかったです。

 早速、元旦からレンタルビデオ屋さんに行って、うろ覚えながらオススメリストに載っていたものを借りてきました。おませな高校生時代はそれこそ年に数十本見ていたのですが(いわゆるニューシネマの時代ね)こんなにまとめて見るのはそれ以来かもしれません。「ショーシャンク・・」「未来は今」「ユージュアル・・」「マーズアタック」「12モンキー」等々...。

 ティム・ロビンス本当にいい味出してますね。ティム・バートンさんはこんな好き放題できるなんてアメリカの映画界も懐が深いですね。音楽もなかなかいい雰囲気ですが、カギとなるインディアンコールとかいう音楽のことをよく知らないのが残念です。パロディの場合、その背景の知識がないとちょっとね。
 テリーギリアムは、昔モンティパイソンがTV放映されてたとき(タモリはこれでデビューしたんですよね)ファンだったので、懐かしかったです。これまた音楽がいいですね。
 なかでも「ユージュアル・・」が一番気に入りました。昔見た「エンゼルハート」という映画を連想したので、オチは途中で察しがつきましたが、映画の細部の作りがずっと丁寧なので、こんなのミステリーとして反則じゃない?とは全く思わなかったです。さすがサダナリ様イチオシのことだけはありますね。「セブン」というのもまた見てみたいと思います。

 今、こうやって思い返してみると、「未来は今」のフラフープを最初に回す少年のシーンが一番印象に残っています。ミョーに生々しく頭に蘇ってくるんですがなんなんでしょうね、これは。

 まあ、とにかく、コタツでビデオというのが少々悲しいものの、久しぶりに映画を楽しむことができ感謝しています。またこれからも映画や音楽での新鮮な情報、よろしくお願いいたします。では、今年もどうぞよろしく!!
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 なんとも阿部さんのお正月をすっかりお手伝いしてしまったようですね。どれも気に入っていただけたようでなによりです。私も『未来は今』のフラフープ少年は強烈に焼き付いています。ほんと、なんなんでしょうね。純粋な白人少年ではなく、ラティーノ系だったのも印象に残っています。異常にウマくて、苦笑いしちゃうんですよね(笑)。最後、画面のハズレで首で廻してたりして(笑)。
 『ユージュアル...』はですね、コバヤシという弁護士がなぜか単なる白人であるというところで「おや?」と思いはじめました。補足2点、最後に出てくる車を運転していたのがそのコバヤシです。あと、爆破シーン翌朝が一瞬映りますよね。あそこでぷかぷか浮かんでいるのが実はキートンなんだそうです。観た人にしか分からない話で申し訳ありませんが(笑)。


 さて、こちらの映画はホットですよ!今上映中のあの作品について。



 札幌市・徳木有紀子さん 98/01/13


 どもとくぎです。木曜、「フル・モンティー」みに行ってきましたよぉう!あ〜もう!!もんのすごくおもしろかったですよう!サダナリさんのおっしゃる通り、こどもかわいい、音楽かっこいいでした。

 私、もっと暗い映画かと思ってたんです。失業とか、子供の養育権とかなんとか。で、不況ことイギリスじゃないですか。みんな、ミケンにシワ寄せて、で、踊るときにわーわー盛り上がるのかなぁと思っていたんですが。随所でおかしい。職安で、みんな並んでるときについつい踊っちゃうシーン、あそこがとってもおかしくて、印象に残っています。
 そしてもうひとつ印象にのこっているのは、主人公の友達の太った人。なんか、始めはなんかニエきらな〜い、奥さんの気持ちがみていてつら〜い、だったんですが、最後、スーパーからジャケット盗って『脱走』するところから、がぜんかっこよくなってる!顔付きまで変わってましたよね。

 踊りのシーンはもう、きゃーきゃーでかっこよかったです。いさいよい男はカッコイイっすよ。裸になるのをもっていさぎよいとゆーのはどうかと、自分で突っ込んでしまいますが。そう思いつつ思い出したのが梅垣義明とゆー人で、知ってます? ワハハ本舗の人で、『梅ちゃんの青い部屋』なるシャンソンライブ (そーかなぁ)があります。好きで、来札のおりはいつも行くんですが、そこで梅ちゃんよく脱ぐの...(話がそれはじめているので後略)。
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 私はあの太った人の奥さんも印象に残りました。彼が自信をなくして「踊りたくない。自分のことを見たがる人なんてどこにもいない」と行った時に「ここにいるわ」と言うシーンがあったでしょう。あそこは名シーンですよね。グっと来てしまったのだ。そうそう、結局最後にリーダーシップを取るのは太った彼でしたね。いい顔してたな。
 それにしてもあの年配の主任はいつから一緒に脱ぐことになってしまったのだろう?最初はダンスの指導だけだったハズなのに。落ち着いて考えると、これは謎です(笑)。

 いやー、それにしても『フル・モンティ』はあの後、大変なことになってしまって。イギリス映画ながら米アカデミー賞4部門ノミネート!。まぁ、ノミネートだけで、実際は『タイタニック』(観ていません)に持って行かれるんでしょうが、でも健闘していますよね。「観る人はしっかり観てくれるのだな」と、ちょっと安心しました。なにはともあれ、おめでたいおめでたい。え?あなた、まだ観ていないの??


 さてこのページ最後はこのお便りを...。



 東京都・T.Satoさん   97/12/20など


 初めまして。佐藤と申します。今、はじめてのJAZZを読んで、「目からうろこ」状態でこのメールを書いております。私もJAZZが好きで、もう数年聞いていますが(尤もこのWEBを見ている人のほとんどは、たとえ今まで聞いたことがなくても、JAZZが好きな方ばかりだと思うのですが・・・・)これほど、JAZZを初心者にも分かり易く説いている文章にに初めて出会いました。

 「ジャズ批評」などを読んでも、それぞれ非常に詳しく書かれているのですが、初心者には難しくて・・・・唯一、「ときめきジャズタイム」だったかな・・・あの漫画だけは初心者にも笑えたのですが・・・ジャズに限らず、ものに精通しているヒトはそのことを他人に、ましてや初心者に伝えるのは大変困難です。知らず知らずに、専門用語が出てしまうからです。ところが、このWEBにはそれがありません!ましてやジャズを少しだけ聞きかじった私にも大変分かり易く、参考になりました。これからも、どんどん書き続けて下さい。
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 というメールを頂いて、佐藤さんのページをお尋ねすると...なんと佐藤さん、東京都内の開業医の方だったのだ。ジャズと落語に詳しいウワサのお医者さんであった(笑)。しかも、これ以降のメールの内容が、その、なんつーか、趣味趣味もいいとこ(笑)。
 川島雄三の『幕末太陽伝』に始まり、品川心中、明け鴉、5人廻し、居残り佐平次など落語の話題、黒沢明、深作欣二、鈴木清順、藤田敏八、堀川弘通、神代辰巳、藤田敏八、長谷部安春、村川透などなど邦画の話題、いやー久々に徹底的に盛り上がらせていただきました。「なんか映画研究会みたいだな」と思ったら、佐藤さんなんと「医大の映研」ご出身とか。さすがにお詳しいですね!

 「え〜、知らない名前ばっかり〜、カンケーな〜い」という若い女性の皆さん。カンケーなくないですよ。『CURE』の黒沢清は確実に彼らの延長上にいるわけだし、『Shall We ダンス?』の周防監督なんて徹底的に「あのころの邦画」の匂いがする。あのクエンティン・タランティーノだって深作欣二に強烈に刺激されてデビュー作『レザボア・ドックス』を撮ったんですから。ピチカート・ファイヴのリーダー小西康陽の邦画マニアぶりは最近有名。ホントに「邦画侮るなかれ」です。「若人のための邦画入門」は近日作成の予定であります。リクエスト多数につき現在構想中なのだ。





 音楽も映画も、ずいぶんと色々なものをお薦めしてきましたが「これから、どれか...」とお考えの方はこのページのお便りを参考にされてはいかがでしょうか。
 さて次のページでは、いつものようにジャズ好き、ロック好きの方達が続々登場。お楽しみ下さい。いつもの郵便やさんをクリックしてね。



確実な手応えにひたすら感謝
次のページも盛り沢山です





■おたよりと転載について■

 「なんだよ、サダナリって奴にメール出すと全部載せられちゃうのかよ、おっかねえな、出すのヤーメタ」なんてこと言わないでください!
 転載は細心の注意で行っておりますし、差し障りがあると思われる部分については発信元のご本人に確認をとらせていただきました。最初から「メールは出したい、でも載せられては困る」という方はその旨一言お書き沿え下さい。その場合は決して掲載は致しません。転載によって絶対に迷惑がかからないようにウェブ・マスターとして責任を持って編集致します。だから、メール、くださいね!

 私も本名を公開しているので本名でお送り頂けると嬉しいです。でも強制はしませんので「本名はちょっと」という方は素敵な仮名を考えてお送り下さい。適当な名字と適当な名前の組み合わせで、本名みたいにしちゃえばいいんですヨ!実は今回掲載の方の中にもいらっしゃいます。申し訳ないんですが、ひと昔前のパソコン通信みたいな「ぷよぷよ」とか「ぽこぺん」とかいうのはご勘弁下さい。
 あとよろしければ簡単に住所もお知らせいただけますか。これは(1)日本中で読んでくれているんだなぁと感激するため、(2)出張で日本中飛び回っているので、ローカルな話題で盛り上がりたい、という理由です。

 今、一番楽しみなのは、みなさんからのメールです!
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おたよりのあてさきはこちらです

mail to hiroshi@sadanari.com

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おたよりコーナーにもバックナンバーがございます
こっちも盛り上がってますよ!
97/10/12 9月の みなさんからの おたよりと サダナリからのお返事
はじめまして
みる
97/11/24 10、11月の みなさんからのおたよりとサダナリからのお返事
にぎやかなことになってきた
みる




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