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97/11/24 10、11月の みなさんからの おたよりと サダナリからのお返事 |
■10、11月のお便りから はい、こんにちは。おたよりコーナー第二回は10月中旬から11月下旬にお寄せいただいたものをご紹介します。 おかげさまで当『サダナリ・デラックス』も雑誌や書籍に採り上げられ、段々とお便りも増えて来ました。なかなかタイヘンなのですが、全て即座にお返事しております。溜めてしまうと収集付かなくなるからねぇ。それでは例によってダイジェストにて全員ご紹介! |
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■なんとサダナリに「弟子」誕生?! まずはこちらから行ってみよう。遠く離れた滋賀県に「サダナリの弟子」を自称するジャズ好きサラリーマンが登場。彼もホームページを持っているのだ。 |
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ホームページに勝ち負けなんかないってば(笑)。TAIRAさんのページ「勝手にジャズ」、「素人による素人のための」というコンセプトが素晴らしいと思います。ジャズって「いきなり専門的」という感じがしませんか?「敷居が高い」と言われる所以ですが、なんかヘンですよね。誰だって最初はド素人のはず、初めからマニアだったヒトなんていませんよ。だから、あくまでも「素人感覚」にこだわるTAIRAさんのページ、私は ページのいたるところに「これは『サダナリ・デラックス』の姉妹ページ」とか、「私の師匠、サダナリ氏の...」といった記述がありますが、全て公認します。『サダナリ・デラックス』提携ページ第二号です(第一号はギタリスト田代さんのページでした、すいません)。 ちなみに「ド素人」を自称するTAIRAさんですが、その後のメールのやりとりでヨーロピアンジャズなど、実はかなり詳しいということが判明。能ある鷹はツメ隠す、なのだ。 |
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先月の菅野さんに続き、今月もホットなやりとりがありました。まずは....。 |
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山あり谷あり、ですな。私と同じ「あゆみ」ですね。入社一年目で25歳、現役の同期に先輩ヅラ出来るぞ!それもまたヨシだ! いやいや、そういうハナシじゃなくて(笑)、この質問、ほかのみなさんも気になっていたのではないでしょうか。回答ついでにいろいろ調べました! |
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このCMですよね ちょっと太ってるけど、フォームはマイルスそっくりです 良く出来てるなぁ 左の写真はCM評論の超人気サイト 「日記猿人/ばうわう」から借用致しました ご承諾ありがとうございました |
そして左が『ウォレスとグルミット危機一髪!』、右が併映のクリップ『マイ・ベイビー』です。 ゴキゲンな『ウォレス...』は、『サダ・デラ』読者なら絶対に気に入るってばさ!東京での上映を終え、現在全国ツアー中。お近くで上映の際は是非ご覧ください。 制作のアードマンは、実はロックファンにお馴染みのピータ・ガブリエルの名作クリップ「スレッジ・ハンマー」を作ったプロダクションなのです。そしてこのクレイアニメ、なんと1分撮るのに数週間かかるとか。努力と執念の結晶なのだ。 ちなみにサダナリのパソコンのてっぺんでは、イヌのグルミット人形がしゃがみこんで本を読んでいるのだった。めちゃくちゃかわいいのだ! |
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さらにはこんなメールも....。 |
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騙してしまいましたか、失礼しました!いろいろお話しした結果、山野さんはいわゆるモダンジャズよりもスウィングや、ミュージカルものがお好みのようですね。あれって微妙にモダンジャズとは異なるんですよね。なるほどそういう方も数多くいらっしゃることでしょう。 お薦めは、そう!フランク・シナトラ、ナット・キング・コールなどのスタンダード集はいかがでしょうか。わくわくするような素晴らしい音楽ですよ!サダナリもジャズよりも、映画ファンが本業(?)なので(実はそうなんです。しかもミュージカル気違いと来たもんだ)、あのへんのサウンドが大好きなのです。 さて”Putting On The Ritz”、コイツはちょっと苦労しました。まず曲は知ってました。邦題は「踊るリッツの夜」、フレッド・アステアがオリジナルで映画『ブルースカイ』あたりに使われていたこと、80年代にTACO(タコ)というヘンな名前のヨーロッパのテクノ歌手がシンセを使ってリヴァイヴァル・ヒットさせたこと....ここまでは(サダナリ母の協力もあり)すぐ思い出しましたが、CDが見つからない! 実は私も大好きな曲なのです。半年くらい前にTV番組(『アド街ック天国』の大阪梅田特集)でひさびさにTACOヴァージョンを聴き、丁度「CDで欲しいなぁ」と思っていたところだったんです。探しました。かなり苦労して見つけました。ところが....。 |
'The Irving Berlin songbook' Fread Astaire (829 172-2 PoliGram) 'Puttin' in the Ritz' Taco (ND74575BMG) |
まずはアステア・ヴァージョン。でもサントラではなくJATPというジャズ・オールスターズをバックにアーヴィング・バーリンの曲を唄う企画盤。 ピアノがオスカー・ピーターソン、ギターにバーニー・ケッセル、ベースはレイ・ブラウンと、思いっきり期待させておいて...実は超地味。曲のイメージと違うぞ〜。山野さんもご購入されたようですが、二人そろってちょっとがっかりだったのだ。 そして下がTACO。このヒト、その「リッツ」と「雨に唄えば」のやはりリメイクしかヒットのない「二発屋」だったんだけど、しっかりベストCDなんか出てるんだな。ひどいジャケット写真だけど、当時はオールバックにタキシードでキメてましたね。そういえば82年の来日時に「笑っていいとも」に出てたぞ。まあ「15年前のスキャットマン・ジョン」みたいな存在でしょうか。今なにやってるんだろう?確かオランダ人かなんかじゃなかったかな。 サウンドはモロに80年代テクノ。リズムはダサイけど、シンセの音色がなかなかで、まぁ今でも聴けるかな。全体のアレンジはさすが全世界でヒットしただけのことはあって、とても良く出来ています。イメージ的にはこちらの方が良いかなぁ。 |
しかしですね、山野さんも私も求めていたのはこのいずれでもないのですよ。華麗なブラスにきらめくストリングス、流れるようなオーケストラ・サウンドを期待していたのです。 フルオーケストラで華やかに演奏される「踊るリッツの夜」のCD、LPをご存じの方、もしいらっしゃいましたらサダナリまでご一報下さい!本当に好きなのです。教えてくれー! ちなみに山野さん、MGMミュージカルのダイジェスト映画『ザッツ・エンターテイメント・パート1』にはクラーク・ゲイブルが唄うシーンが収録されていますよ('39年の映画『愚者の歓喜』から)。VIDEOで簡単に観られます(実は今、かけながら作業中)。これが今のところ一番イメージに近いかな。 あと、ダマされたぁ件、4枚も買うなら事前にメール頂ければよかったのに。遠慮しないでくさださいね! おまけですけどォ、この件を調べていたら「世界でただ一つのTACOのホームページ」なんてェのを発見してしまった。「始めてはみたものの、情報が無くて困っている。助けてくれ。特に本人に関する情報を!」というコメントが泣かせる(笑)。しかしスゴイね、インターネット、なんでもアリ(ヒトのこと言えるかぁ?!)。Realaudioで試聴も出来るよ。ありがたいこった。もうついでだから、このページでもTACO情報募集しようかな? |
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今月はジャズ以外、ロックについても盛り上がってしました。まずはこちら。 |
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ほんとうに、心から、ほっとしました。70年代の音楽を私などの若造が論じて、リアルタイムで経験された先輩方が読まれたら、オカシなものとして写らないだろうか...とても心配していたのです。でも、どうやらそんな心配は無用だったようですね。ふう。 しかしキーワード「夕焼け楽団」で検索されて、あのページが出てきたときはさぞかし驚かれたことだろうと思います(笑)。あそこにも書きましたが、私はかつてムーンライダーズのファンクラブをやっていたので、あのころの日本のロックには非常なこだわりがあります。いずれまた第二弾、第三弾を書きますので、ご指導の程よろしくお願い致します(ちなみにこのあとも、サンセッツ談義や、貴重なロックフェスのお話しなど、本当に楽しかったです)。 |
またこんなメールも...。 |
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山下さん、お互い何通くらいメールしましたかね(笑)。ムーンライダーズ、ピチカート、ビーチボーイズからちょっとマニアックなカーネーション、THE
SUZUKIまで、趣味が完璧に一致してるもので、話がもう止まらない(笑)。そして、ちょっと危険過ぎてここには書けない様なロック評まで、盛り上がりましたねぇ。なんつっても、どんなに敬愛するミュージシャンでも駄作は駄作と言い切ってしまうところがお互いの一番の共通点でしょうか。大事なスタンスですよね。 しかし山下さんの的確な批評眼、そしてあの文章表現、私へのメールなんかで留まらせておくの勿体ないですよ!蒲田のあの会社(実はお互いグループ企業ですね)、めちゃくちゃ仕事キツイの知ってますが、いかがでしょう、ご自身のページを始められては!きっと人気出ますよ(辛辣過ぎて風当たりツヨイかもしれませんが・笑)。 山下さんはきっかけはキーワード「映画」ですか。お互い意外な展開になってしまいましたね(笑)。これもまたインターネットのマジック、ですね。 そんな山下さんも最近はジャズ・ヴォーカルに手を出し始めていらっしゃる様子。悪い世界に誘ってしまったな(笑)。しかしビーチボーイズとフォー・フレッシュメンの関連性など、相変わらず視点が鋭いのだ(ついでにいうとそこに山下達郎も絡んできますよね)。 同じく「ロックからジャズ」という感じの次のメール...。 |
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そんなものだと思います(笑)。ビッグバンド系とコンボ系で微妙に異なりますが、まぁ、どっちも困ったヒトタチの群れでしょう。特にコンボ系のいわゆる「ジャズ研」は変人の巣窟ですね、な〜んてね、言いたい放題ですいません。私はジャズ研でもビッグバンド出身でもないんですが(だから、大学時代は古い映画ばっかり観てたんですヨ)。 でもちょっとうらやましいな。度々書きますが、私が大学生だったころ(10年以上前)は「アシッド・ジャズ前夜」でね、まだ若者にジャズが解放されていなかったんですよ。大学のジャズ研は「フージョン研」あるいは「リリコン研」になってまして、来る日も来る日もスクエアの「F1中継のテーマ曲」が流れていました。あそこに入ろうという気はなかったな。 う〜ん、今考えてみると、古(いにしえ)のジャズの感触を求めて、ほとんど毎日、都内の名画座の暗闇に埋もれていたのかもしれないな(各地のジャズ喫茶のオヤジと一番盛り上がるのが、実は往年の名画の話題だったりするのだ・笑)。 今や、ほんとうにジャズを聴きやすく、プレイしやすくなっています。膨大な再発CDはあるし、ジャズ理論のVIDEOまで出てるし、いいホームページはあるし(?!笑)。なによりロックとジャズの嫌な垣根がなくなったことが最大の違いじゃないかな。ヤマジさんもその両方を視野に入れて、なかなかユニークな活動をされているようですね。頑張ってくださいね。学祭はいかがでしたか。行けなくてごめんなさい。 おっとしまった、『アンダーカレント』について。私も愛聴盤です。「最初の1枚」に入れようかどうか迷ったんですよ。やっぱりかなり早い時期に買ったな。「スケイティング・イン・セントラルパーク」というワルツの曲が最高ッスよね。あの曲、女の子に録ってあげると「素敵な曲を知ってるのネ!」となります。健闘を祈る。 ちなみにヤマジさんは、すぐ上の山下さんの後輩になる(学部は微妙に違うかな)のですが、お二人同士は(多分)知らない。私だけが知っている。むふふ、不思議なものですね。 |
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そして、ついに海の向こうからメールが来ました、が、ちょっと変わっているのだった。この一通です。 |
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実はこのメール、出張先の札幌の駅の公衆電話で受信しました。いやはやスゴイ時代になったものですね。 しかし、遠くアメリカで読んで頂いているとは!大感激です!あまりに嬉しくて、即座に回答してしまいました。しかも帰りの太平洋フェリーから。 |
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さて、みなさんのご意見はいかがでしょうか。こうして文章で書いてみると難しいものですねぇ。藤本さん、テストの結果はいかがだったでしょうか? |
さて、最初のページはここまで。これでやっと、半分、かな?次のページではどんどん立体的に、どんどん全国的になってきた『サダ・デラ』ワールドをご紹介。リンク集もありますよ!それでは例によって、下の郵便屋さんをクリックしてください。 |
やれやれ、今月も忙しいぞ 今月はバラエティーに富んでて面白いぞ 次に行くぞ |
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おたよりのあてさきはこちらです
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97/10/12 | 9月の | みなさんからの おたよりと サダナリからのお返事 はじめまして |
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