Back to the menu

97/10/12
9月の
みなさんからの
おたよりと
サダナリからのお返事


■ 『サダナリ・デラックス』最大の秘密を公開

 さて、2ページ目はこちらから行ってみましょうか。


 松戸市・由佳子さん 97/10/04


 はじめまして。定成さんのホームページ’サダナリデラックス’見ました。なんて、努めて落ち着いて書いてますがヤられました!ハマりました。

 ちょっと感動してしまったのがメニューページなんです。モノクロ調のページに「音楽」や「ラジオサダナリ」「おたより」のちょっと懐かしい感じのレタリング(と言っていいのでしょうか)、それにポストの前の男の子、TVやマイクのイラストにその配置具合’あとがき’の帽子をかぶった小人は、影絵作家の小さい頃、どこかのチャンネルで夕方の天気予報のバックにも使われてた、うーんと、名前が出てこないけど少し似てませんか?
 おまけに、ページは違うけど、バカボンにウナギイヌのボタン!(笑) すっかりツボにはまって「あ、この人すっごく感覚が近い」というのが正直な印象でした。知らない人にいきなりこんなことを言われてもあまりいい気分じゃないかもしれませんが・・・運が悪かったと思ってあきらめて下さい。

 私も時々落書きしますが、これまたよく似てます。あれー、こんな所にも落書きしたっけ?というくらい。(そんなわけないです)もっとも私の場合は、サークルのミニコミ誌や友人宛の葉書に書いても「なんか古くさい」なんていじめられてましたが(私の落書きは、どうやら父の本棚にあった古い、昭和30年代〜40年代頃の図案集の影響が大きいみたいです。)

 イラストのことだけならメールは書かなかったと思うけれど星新一氏の言葉を引用したH.P.の精神は大賛成だし(ジャズについて書く人は多いのに、大半がマニアックだったり自分の世界に酔ってたり・・・辟易してます)ジャズのスタイルの年表はもう、すごーいっっ!というほかないし(まだまだ初心者なのでつっこめません)そうかと思えば文章は読みやすいというかテンションが高くて。

 お酒の席で「ほんとだよ〜信じてくれよ〜」と長嶋監督の話をし(?)クマのぬいぐるみであれこれ仮説をたて−定成さん、「たぶん」じゃなくて’絶対’B型でしょう?


 ここまでデザインについて突っ込んだ方は由佳子さんおひとりですね。メニューは自分でも気に入ってます。影絵の人は....藤城清治(ふじしろせいじ)じゃないかな?12チャンネルの天気予報ですよね。似てますね。あれは自分をイメージしてます。

 デザインについては、そうですねぇ「銀座百店」という何十年も続いている銀座のPR誌があって−先日偶然入手したんすが−どうやらデザイン昔から全然変わってないようで、ほとんどタイムスリップ状態だったんです(笑)。これにちょっとショックを受けまして「これからはこんな地味なPR誌のデザインとか、来るかな?」と思ってこんな感じにしてみまた。きっと(そんなトレンド)来ないと思いますけど(笑)。どっちみち「いかにもインターネット」という雰囲気にはしたくなかったですね。文章が大変でデザイン凝ってる余裕ありませんし(笑)。
 
 さてここで、全国から寄せられた『サダナリ・デラックス』最大の謎、レトロなイラストについてご説明しましょう。
 
 正直に申し上げますが、残念ながらあれはサダナリのオリジナルではありません。最初は自作するつもりだったんですが、文章の方が一大作業でイラストまで手が廻らないんですよ。
 では一体どうしているのか、由佳子さん、あなたもスルドイですね!このページのイラストは全て野ばら社の『カット図案集』から採っています。昭和35年初版、昭和40年10版発行。実家の大掃除で出て来た私の宝物です。ですから由佳子さん「昭和30年代〜40年代頃の図案集」大当たりですよ!しかし、なんでこのページの読者って、スルドイ人ばっかりなんだろうな、当の作成者を明らかに超えているという....。
 「イラスト描かれているのですか?」というご質問を全国からお受けしました。すいません、こういうことになっております。
 しかし、代わりといってはなんですが、とんでもないところを手描きしています。コレ、ぶっ飛びますよ!さて、どこか?答えは皆さんが一番最初にご覧になるお馴染みの『サダナリ・デラックス』のロゴです。「あのフォントは何ですか?」という質問をこれまた全国からお受けしましたが、フォントなんてありません。半日掛けて手描きしました。イラストでがっかりした方、これで許していただけますか?



 9月末から10月の頭にかけて、こんなホットなやりとりもありました。まずは9月の29日のこと。


 菅野浩平さん 97/09/29


 はじめまして。今日、はじめてあなたのHPを見た二十歳の学生です。前から、少しだけJAZZに興味がありまして、CDを買ってみましたが、自分が聞きたいCDに、なかなか出会えません。ジャズ・ボーカルのなかで、超初心者でも聞いたことのあるものか、聞き易いものがありましたら、教えていただけますでしょうか?暇なときでいいので、メール下さい。お願いします。

 ちなみに、JAZZに興味を持ち始めたのは、桑田佳祐がこの前JAZZの曲だけでライブをしたのを見てからです。もし、ご存じでしたら、その時やった曲のオリジナルのものも、できれば知りたいのです。なんか、お願いばかりしていますが、よろしくお願いします。


 というメールをいただいたので、すぐに次のような返事をお返ししました。


 宛・菅野浩平さま 97/09/29


 「夷撫悶汰ショー」ですね。TVCM(キリンビール)で観て「いやー、いよいよ桑田もハマッたかぁ」と思いましたよ(笑)。島健というジャズ・ピアニストが黒幕なんですが。
 ラガービールのCMで気持ちよさそうに歌っていたのは「バードランドの子守歌」という曲でしたね。オリジナルはなんといっても『サラ・ボーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン』というアルバムが最高です(サラとクリフォードという2人がやっている)。歴史的名演とまで言われています。簡単に見つかると思いますよ!

 サダナリ記


 すると!4日後に[件名:「バードランドの子守歌」最高だー!]というメールが到着!


 菅野浩平さん 97/10/03


 今日、バージンで早速買ってきましたよ!「バードランドの子守歌」。今それを聞きながらメールしてます。すごくいいー!の一言です。JAZZは、秋にぴったりですね。
 桑田さんのライブでやった曲目リストのことですけど、公式HPにで出たんですね。なにを隠そう、僕は、サザンファン歴8年の桑田大好き人間なんです。なのにそれを知らなかった僕はファン失格??とにかくすぐ見てみます。


 これだよ!こういうメールを待っていたんです!気に入っていただけて、私も最高に嬉しいです。ちょっと長めに採り上げてしまいましたが、私がこのページでやりたかったのは、まさにこういうやりとりなんです。

 ふ〜ん、桑田かぁ。なるほど、ジャズとのこういう出会いもあるんだなぁ。きっとサザンのファンで、あのライヴ観てジャズにハマった人も多いと思いますよ。曲目リストはちょっとわかりにくいところに出ていましたね。失格なんかじゃないですよ!いい曲押さえてますねぇ。私も観たくなってしまったよ。



 ここで、既にホームページを開いている方からのメッセージをまとめてご紹介。


 熊本県・明日正就さん 97/09/12


 こんにちは,はじめまして。私,熊本の明日正就(あけひまさなり)といいます。私も,先日「えいやっ」と勢いでホームページつくってYahooに登録しました。36時間以内に・・・というお知らせがきたので早速新着情報を見てみましたがまだでした。そこで,目に入ったのがジャズという文字でした。私のホームページもジャズ関係なものでこちらにお邪魔したわけですが・・・・・・。

 すばらしいですね!サダナリデラックス。私も一年ほどいろんなホームページ見てきましたが一番面白く感じました。(まだ,一部しか見ていませんが,また見に来ます。今日はちょっと遅いので寝ます)私のホームページもちょっといじってもっともっとよくしようと思いました。ジャズ入門面白かったです。それに,絵がとても気に入りました。うまいですね!これからもがんばってください。また見に来たらメールします!そりでは


 明日さんのページいいですねぇ(笑)。思わずニッコリしてしまう。ウサギの絵は自作ですよね。いいなぁ、イラストの得意な人は。マンガ全部観ちゃいましたよ。「頭の中にいた黒人ベーシスト」というのが笑えました(笑)。
 私も中学校ころに日活映画とかで観て「これがジャズかぁ、イカスぜ!」と思っていたのが....今考えてみるとマンボかルンバ(苦笑)。だいたい「サパークラブ」(死語)のシーンで、パーカッションの腕にフリフリ付いてたもんなぁ(パラダイス山元?)。そういう「ナゾの記憶」って味がありますよね。マンガどんどん書き続けて下さいね。音の出る「理論講座」にも期待してます。
 ところでオーディションの曲、ブガルー('Oye como va')だったんですか?ど、どんなバンドだ??あと、私は、だから、その、イラスト描いてないんです、すいません....。


 Hirofumi Takagi さん  97/09/13、97/10/07 2通まとめて


 はじめまして。高木ともうします。いいページですね。一目で好きになってしまいました。僕は50年代のJAZZが好きでとくにバド・パウエル、ポール・デズモンドなんかが好きです。(他にもいろいろ好きですが・・・。)またちょくちょくよらせてもらいますね

 (「最初の1枚」特集を)2日かかって読みました。内容が濃いですね。見習わなくては・・。紹介されていたCD持っているものもありましたが初めてのものもいくつかありました。この週末はタワーにでもいって漁ってきます。


 高木さんのページリンクでも大推薦しています。ごく最近更新されて、なんともいい雰囲気の海岸線が楽しめます。
 あの海岸線....どこだろう?三浦半島なら油壺の手前、三戸浜あたりかな。房総なら館山の手前、岩井とかですね。それとも関東じゃないのかな?
 25年も海岸ぞいで育ったんで、なつかしかったです。モロに私の好きな風景だったんで、大感激でした。そうそう「通」はああいう場所、狙いますよね。勝手に「秘密の場所」とか言って(笑)。また素敵な写真を見せて下さいね。
 私も写真、また撮ろう!パソコンの前に座り過ぎだ!カメラ持って体を動かしたくなってきました。一応、15年モノのNikon FM(全手動!)あるんですが。


 Tomokazu Tashiroさん 97/10/04


 (「最初の1枚」特集を)見ましたよ。いやー、いつもながら凝ってるなあ。こりゃマジで「オンライン・マガジン」ですよ。楽器やるよりペンを手に取った方がいいんじゃないですか?ってのもヒドイ言い方だなあ(笑)、スイマセン。

 23枚、半分くらい持ってますけど、「あぁ、いつか買おうと思ってたのに忘れてた」とか、「これはおもしろそーだな」とかで3、4枚試してみようと思ってるとこです。
 文章のほうも大変興味深く読ませていただきました。うーむ、ほとんど同じ考え方ですよ。他人と思えないくらい(笑)。環境音楽みたいのダメだし。でも、それについてちょっと考えたんですけど、やっぱり我々は「実際に自分でも楽器をやる」っていうのがかなり重要なファクターとして存在してるんじゃないでしょうか。素人は「形」とか「売れ行き」とか「流行」とかで音楽を聴くでしょう。

 ロスにいた時、映画監督の友達がいたんですけど、「結局自分でテクを突き詰めたら、最終的に重要だったのは情熱と魂と撮ろうという欲求だけだった」なんてカッコいいことをぬかしておりました。まあ私も同意見です。そこまでテクは突き詰めていませんが(笑)。 


 田代さん、いつも感想ありがとうございます。9月13日に田代さんから「唐突ですが、よろしかったら相互リンクしませう!!そちらのページ、かなり気に入りました。よろしく!!」というメールをいただき、お互い行ったり来たりしているうちにすっかり友人になってしまいましたね。実はどこに住んでいるのかもしらないんですが(笑)。インターネットっぽい話ですな。

 いまや田代さんのページサダナリが大暴れしていたりして、ほとんど相互乗り入れ状態。文章やデータのやりとりもメールやサーバーを駆使して、ネットフル活用ですね。近日中に田代さんの文章がこちらに載りますよ!ま、共通点はジャズも好きだが、バカ話も好きというところでしょうか。けけけけけ。

 「楽器よりペン」は全ての友人から言われました。バンドのメンバーからも言われた。おマエらリーダーに向かって!と怒りたいような嬉しいようなヘンなキモチですな。やっぱり皆さんそう思うのでしょうか。

 ポームページを開設している女性の方からもメールをいただきました。


 東京都港区・伊東 冷さん 97/09/28


 はじめまして。NTT DIRECTRY を見てやってきました。伊東 冷と申します。ジャズは好きなのですが、いまひとつぼやぼやっとしてうまくつかめないでいたところ、このページを見て大喜びしました。「はじめてのJAZZ」は本当にわかりやすかったです。いろいろと参考にさせていただきます。特に新しいJAZZについては、聴ける人もいなくて困っていたので、助かりました。早速CDを買いに行こうと思います。

 ところで私は、現代芸術や映画にまつわるホームページを作っているのですが、よかったら、そこのリンク集に、このページをリンクさせてはもらえないでしょうか。ちょっとジャンル違いかもしれないのですが。「真夏の夜の映画」には「真夏の夜のジャズ」の感想も書いています。映画や音楽の感想をろくに書かず、自分の性格をただ心配しているという、困った感想文なのです…。それにしても、わかりやすく書くということは、難しいですね。これからもこのページの発展を楽しみにしています。それではまた…。


 伊東さんのページ、何度となく寄らせていただいてるのですが、これがなかなか格調高いのであります。そして見事なくらい私が「やりたかったけど、そこまでは手が廻らないなぁ」と思っていたジャンルを採り上げていてくれています。
 日本では坂本龍一とのコラボレーションが有名な韓国のヴィデオ・アーティスト、ナム・ジュン・パイクや、現代音楽家スティーヴ・ライヒ、シュトック・ハウンゼンなどなど、私も大好きなのですが....伊東さんに任せた!よろしく!

 しかしレヴューされている映画の趣味が似ているなぁ。『未来世紀ブラジル』は「最も泣いた映画特集」で採り上げようと思ってます。'86年に観て、この間のセネ・ラセットまで10年間、ひたすら待ち続けていましたよ!
  『浮雲』は今年のベストに入りますね。丁度ホームページ開設直後に見たんで、新しいレストラン開店のシーン(客が来るかどうか)が人ごとではなかった!『タチアナ』ご覧になったんですね。いいなぁ、カウリスマキファンなのにあれ観そびれているんです。
 『マーズ・アタック』は最高!2回観ました。「インディアン・ラヴ・コール」ってウチの両親の「思い出の曲」らしいです。家にドーナツ盤とSP(!)がありました。するってぇと彼らは生き残れるってことかな。なかなか深い仕掛けがありましたが、気がつきましたか?ティム・バートンは私も「映画コーナー」で書いてます。是非ご覧下さい。伊東さんのページも楽しみにしています。がんばってくださいね。


 千葉県・八坂明光さん 97/10/02


 はじめまして。突然お便りします。 sadanari deluxeのファンになってしまいました。確かに、音楽関係のページはやたらマニアックだったり、そうでなくても、単なる羅列系が多いですよね。すごくいい試みだと思います。何事も易しく説明できるのは深い理解があるからだと信じますし。これからも是非続けて下さい。

  jazzのコーナーは精読しましたよ。プリントアウトして読んだりしてます。ああ言う形で情報を共有できるのがホームページの最大の魅力だとも感じました。ボクもロック大好き男でしたが、ジャズも聞き始めました。クールでホントかっこいいですよね。ジャズは。
 いきなり長いメールでぶしつけですね。すみません。とにかく、これからも頑張って更新して下さい!!では。


 全コーナーを通じて「わかりやすく説明すること」の難しさを本当に痛感しています。言葉の選び方や言い回し、専門用語等々、タイヘンです。マニヤに向けて、マニヤの言葉で難し〜いこと書いた方が楽ですね、こりゃ。でもそれはコンセプトから外れるのでやりません。

 プリント・アウトはいいアイデアですね。私の友人も会社でこっそり印刷して、帰りの電車で読んだそうです。特に「初めてのジャズ」はまとめてファイルすると一冊の本になるように構成を考えています。

 八坂さんのページも拝見しました。デザイン渋いっすね。ワセダの政経かぁ。賢いなぁ。メールも「ぶしつけ」な感じがワセダだなっていう(笑)、冗談ですよ(笑)。お互い頑張りましょうね。

 ちょっと長くなったので、ここでまた改ページです。先程申し上げた通り次の最終ページで、ちょっとしたお知らせがあります。それでは再び郵便屋さんの登場。クリックして下さい。


おっとびっくり重要なメールだ
慎重に慎重に




おたよりのあてさきはこちらです

mail to hiroshi@sadanari.com

おまちしてます




前頁 ・ MENU