00/01/30
監督
川島雄三傳
川島を辿る 上映情報





■ 劇場上映/TV放映 ■




松竹大船
製作順
タイトル
製作
公開日
劇場上映
TV放映
VIDEO発売
1
還って来た男
松竹大船
1994/07/20
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'98/06大井武蔵野館

松竹ホームビデオ
2
ニコニコ大会・追いつ追はれつ
松竹大船
1946/01/24
'94/04高田馬場ACT
'98/06大井武蔵野館


3
お笑い週刊・笑ふ宝船
松竹大船
1946/04/11
'94/04高田馬場ACT
'98/06大井武蔵野館


4
深夜の市長
松竹大船
1947/04/08
'99/01高田馬場ACT



5
追跡者
松竹大船
1948/06/05
'99/01高田馬場ACT
'96/10大井武蔵野館



6
シミキンのオオ!市民諸君
松竹大船
1948/11/16


松竹ホームビデオ
7
シミキンのスポーツ王
松竹大船
1949/03/29


松竹ホームビデオ
8
夢を召しませ
松竹大船
1950/03/10
'98/09カワシマクラブ上映会


9
女優と名探偵
松竹大船
1950/12/09
'98/09カワシマクラブ上映会


10
天使も夢を見る
松竹大船
1951/09/05
'94/04高田馬場ACT
'96/10大井武蔵野館
'98/06大井武蔵野館


11
適齢三人娘
1951/11/30
'99/04カワシマクラブ上映会


12
とんかつ大将
松竹大船
1952/02/15
'94/04高田馬場ACT
'96/10大井武蔵野館
'98/06大井武蔵野館
'99/04フィルムセンター
'99/05フィルムセンター
'98/12日本映画専門
'99/04衛星劇場
松竹ホームビデオ
13
相惚れトコトン同志 [消失]
松竹大船
1952/04/18



14
娘はかく抗議する
松竹京都
1952/06/25
'98/06大井武蔵野館


15
こんな私じゃなかったに
松竹大船
1952/08/07



16
明日は月給日
松竹大船
1952/11/27



17
学生社長
松竹大船
1953/01/03
'94/04高田馬場ACT
'96/10大井武蔵野館
'98/06大井武蔵野館


18
花咲く嵐
松竹京都
1953/02/12



19
新東京行進曲
松竹大船
1953/04/08

'98/09シネマジャパネスク

20
純潔革命
松竹京都
1953/07/22



21
東京マダムと大阪夫人
松竹大船
1953/10/07



22
お嬢さん社長
松竹大船
1953/12/29
'96/10大井武蔵野館

松竹ホームビデオ
23
真実一路
松竹大船
1954/03/24

'98/12日本映画専門
'99/08衛星劇場

24
昨日と明日の間
松竹大船
1954/06/15



25
愛のお荷物
日活
1955/03/18
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'96/10大井武蔵野館
'98/06大井武蔵野館
'99/04高田馬場ACT
'00/02日本映画専門
にっかつ名作映画館
パイオニアLDC
26
あした来る人
日活
1955/05/29
'99/06フィルムセンター
'97/09NHK-BS2
'00/01チャンネルNECO

27
銀座二十四帖
日活
1955/09/16
'99/04高田馬場ACT
'96/10大井武蔵野館
'99/06フィルムセンター
'00/01チャンネルNECO
'00/02日本映画専門
にっかつ名作映画館
28
風船
日活
1956/02/19
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'98/06大井武蔵野館
'97/09NHK-BS2
'00/01チャンネルNECO
にっかつ名作映画館
パイオニアLDC
29
洲崎パラダイス・赤信号
日活
1956/07/31
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'96/10大井武蔵野館
'98/06大井武蔵野館
'99/05高田馬場ACT

'99/07フィルムセンター
'97/09NHK-BS2
'00/01チャンネルNECO
にっかつ名作映画館
パイオニアLDC
30
わが町
日活
1956/08/28
'94/04高田馬場ACT
'99/05高田馬場ACT
'97/09NHK-BS2
'00/01チャンネルNECO

31
飢える魂
日活
1956/10/31



32
続・飢える魂
日活
1958/11/28



33
幕末太陽傳
日活
1957/07/14
'94/04高田馬場ACT
'95/06下高井戸シネマ
'96/01黄金町シネマジャック
'98/06大井武蔵野館
'99/01シネマ下北沢
'99/04高田馬場ACT
'95/04MXTV
'98/12衛星劇場
'99/05チャンネルNECO
'99/08シネフィルイマジカ
'00/02日本映画専門
にっかつ名作映画館
パイオニアLDC
34
女であること
東京映画
1958/01/15
'96/01黄金町シネマジャック
'98/06大井武蔵野館
'98/08WOWOW
'98/10WOWOW
'00/02日本映画専門

35
暖簾
宝塚映画
1958/06/15
'94/04高田馬場ACT

キネマ倶楽部
36
グラマ島の誘惑
東京映画
1959/01/15
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'96/??黄金町シネマジャック
'97/09フィルムセンター
'98/06大井武蔵野館
'00/02日本映画専門
キネマ倶楽部
37
貸間あり
宝塚映画
1959/06/02
'94/04高田馬場ACT
'95/06下高井戸シネマ
'96/??黄金町シネマジャック
'97/09フィルムセンター
'98/06大井武蔵野館

キネマ倶楽部
38
人も歩けば
東京映画
1960/02/09
'94/04高田馬場ACT
'96/??黄金町シネマジャック
'98/12日本映画専門

39
接吻泥棒
東宝
1960/06/26
'94/04高田馬場ACT
'98/12日本映画専門
'99/10日本映画専門

40
夜の流れ
東宝
1960/07/12
'94/04高田馬場ACT
'98/12日本映画専門

41
赤坂の姉妹・夜の肌
東京映画
1960/11/19
'94/04高田馬場ACT
'98/08浅草東宝
'98/06大井武蔵野館
'98/12日本映画専門
'00/02日本映画専門

42
縞の背広の親分衆
東京映画
1961/01/09
'94/04高田馬場ACT
'97/09フィルムセンター
'98/11衛星劇場
'98/12日本映画専門

43
特急にっぽん
東宝
1961/04/04
'94/04高田馬場ACT
'98/06大井武蔵野館
'98/10浅草東宝
'98/11衛星劇場
'98/12日本映画専門
'00/02日本映画専門

44
女は二度生まれる
大映東京
1961/07/28
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'98/09シネマジャパネスク
'99/11チャンネルNECO
大映ビデオ
45
花影
東京映画
1961/12/09
'94/04高田馬場ACT
'98/08WOWOW
'98/10WOWOW
'98/12日本映画専門

46
雁の寺
大映東京
1962/01/21
'94/04高田馬場ACT
'95/06下高井戸シネマ
'98/06大井武蔵野館
'99/05衛星劇場
'99/11チャンネルNECO
大映ビデオ
47
青べか物語
東京映画
1962/06/28
'94/04高田馬場ACT
'98/06大井武蔵野館
'98/12日本映画専門
'99/01衛星劇場
'99/12チャンネルNECO

48
箱根山
東宝
1962/09/15
'94/04高田馬場ACT
'98/06大井武蔵野館
'98/12日本映画専門
キネマ倶楽部
49
しとやかな獣
大映東京
1962/12/26
'94/04高田馬場ACT
'95/05下高井戸シネマ
'98/06大井武蔵野館
'98/07銀座並木座
'99/02下高井戸シネマ
'99/02衛星劇場
'99/11チャンネルNECO
大映ビデオ
50
喜劇とんかつ一代
東京映画
1963/04/10
'94/04高田馬場ACT
'96/10大井武蔵野館
'98/10浅草名画座
'99/09衛星劇場
'98/12日本映画専門
'99/12チャンネルNECO

51
イチかバチか
東宝
1963/06/16
'94/04高田馬場ACT
'98/06大井武蔵野館
'99/02浅草東宝
'99/12チャンネルNECO
'00/02日本映画専門

劇場上映は関東地方で行われた'90年代中盤以降のものを対象とした。
13『相惚れトコトン同志』はプリント、ネガ共に消失、現在では観る事が出来ない。










■ 主な特集上映 ■




■ 川島雄三集大成 '94/4/1〜 [高田馬場ACTミニシアター]
『還って来た男』『ニコニコ大会・追ひつ追はれつ』『お笑ひ週間・笑ふ宝船』『天使も夢を見る』『とんかつ大将』『学生社長』『愛のお荷物』『風船』『洲崎パラダイス・赤信号』『わが町』『幕末太陽傳』『女であること』『暖簾』『グラマ島の誘惑』『貸間あり』『人も歩けば』『接吻泥棒』『夜の流れ』『赤坂の姉妹・夜の肌』『縞の背広の親分衆』『特急にっぽん』『女は二度生まれる』『花影』『雁の寺』『青べか物語』『箱根山』『しとやかな獣』『喜劇とんかつ一代』『イチかバチか』全29タイトル(以下上映順に表示)


'95年 世紀末川島雄三伝
チラシ


■ 世紀末川島雄三伝 '95/4/15〜7/8 [下高井戸シネマ]
『還って来た男』『風船』『女は二度生まれる』『洲崎パラダイス・赤信号』『愛のお荷物』『しとやかな獣』『グラマ島の誘惑』『貸間あり』『雁の寺』『幕末太陽傳』全10タイトル


■ 作家主義復活宣言? 川島雄三監督特集 '96/10/20〜11/2 [大井武蔵野館]
『お嬢さん社長』『追跡者』『学生社長』『洲崎パラダイス・赤信号』『愛のお荷物』『天使も夢を見る』『銀座二十四帖』『喜劇とんかつ一代』『とんかつ大将』全9タイトル


'98年 川島映画祭
ポスター


■ 川島雄三映画祭 '98/6/3〜7/4 [大井武蔵野館]
『還って来た男』『ニコニコ大会・追ひつ追はれつ』『お笑ひ週間・笑ふ宝船』『天使も夢を見る』『とんかつ大将』『娘はかく抗議する』『学生社長』『愛のお荷物』『風船』『洲崎パラダイス・赤信号』『幕末太陽傳』『女であること』『赤坂の姉妹・夜の肌』『グラマ島の誘惑』『貸間あり』『特急にっぽん』『青べか物語』『雁の寺』『しとやかな獣』『箱根山』『イチかバチか』全21タイトル


■ 日活時代の川島雄三 '99/4/11〜5/15 [高田馬場 ACTミニシアター]
『幕末太陽傳』『銀座二十四帖』『愛のお荷物』『風船』『洲崎パラダイス・赤信号』『わが町』全6タイトル










■ TV特集放映 ■




■ 24時間まるごと川島雄三[第一回] '98/12 [CS日本映画専門チャンネル]
 この年の春に放送を開始した東宝/フジテレビ系の同局が年末にぶつけた一大企画。12月一カ月を"川島月間"とし、週替わりで2〜3本ずつ、計11本を放映。23日(祝)にはその11本を連続放映した。
 放映作品は『真実一路』『人も歩けば』『接吻泥棒』『夜の流れ』『赤坂の姉妹・夜の肌』『縞の背広の親分衆』『特急にっぽん』『花影』『青べか物語』『箱根山』『喜劇とんかつ一代』(製作年順)。11本中9本がヴィデオ未発売。貴重さから言えば『青べか物語』『人も歩けば』あたりが目玉か。「『幕末...』や『しとやかな獣』などのメジャー作品ではなく、あえて珍しいものを選んだ」というセレクションは見事であった。
 当時持っていたセットではJスカイBサービスの同局は受信出来なかったので、この特集のためにわざわざ受信機とアンテナを買ってしまった。しかし、そこまでしても観るべきプログラムであったと断言出来る。岡崎宏三キャメラマンのインタビューと『青べか』『花影』撮影時の8mm、桂小金次師匠の涙ながらのインタビューもあった。



『24時間まるごと川島雄三』
日本映画専門チャンネル


24時間のおまけのはなし
 私は昭和35年の『赤坂の姉妹・夜の肌』という作品が好きで、浅草でのオールナイトに駆けつけるほどなのだが、名画座で上映されるフィルムというのが、これがまぁ見事に赤く焼けている。カラー作品なのか「赤白作品」なのかわからないくらいだ。いつでも、どこで観ても、同じこの赤白フィルムなのであった。そしてすっかりそれに馴れてしまった。
 この作品も「24時間まるごと」で放映されたのだが...こちらは見事なニュープリントで色は極めて正確であった。まぁ、そっちの方が正常なんだけどさ、ちょっと寂しい感じがしたのはなぜだろう(苦笑)。


■ 川島雄三監督選集 '99/11〜'00/01 [CSチャンネルNECO]
 日活系の"チャンネルNECO"も負けてはいない(笑)。こちらは「川島雄三監督選集」と題して実に3カ月にわたる特集を放映。製作会社別に組まれたセレクションは見事であった。
 まず'99年11月が大映時代『女は二度生 まれる』『雁の寺』『しとやかな獣』、12月は東京映画・東宝時代『青べか物語』『喜劇とんかつ一代』『イチかバチか』、そして'00年1月が日活時代『銀座二十四帖』『風船』『わが町』『あした来る人』『洲崎パラダイス・赤信号』の計11タイトル。
 目玉はTV初登場の遺作『イチかバチか』、日活系ならではの1月の充実ぶりはさすがであった。折しも日活時代再評価の気運が高まるなか、実に4〜5年ぶりの放映となる『わが町』『あした来る人』がウレシカッタ。


■ 24時間まるごと川島雄三[第二回] '00/02 [CS日本映画専門チャンネル]
 日本映画専門チャンネルが二回目の特集を企画、今回の放映は『幕末太陽傳』『グラマ島の誘惑』『愛のお荷物』『女であること』『銀座二十四帖』『赤坂の姉妹・夜の肌』『特急にっぽん』『イチかバチか』。『グラマ島』はTV初登場、『愛のお荷物』『女であること』の放映もめずらしい。いやぁ、各局やってくれます。

 しかしこうなると、松竹系の"衛星劇場"にもがんばって欲しいものだなぁ。確かに毎月1本ずつくらいは松竹時代の作品を放映しているのですが、セレクションがちょっと...。









■ TV番組 ■




『驚きももの木20世紀』 '96年11月29日[テレビ朝日放送系]
 1時間にわたり川島を特集、超貴重な川島人物伝である。ゲストに三橋達也、左幸子、白井佳夫、ナレーターに加藤武。川島ファンには何よりもこの加藤氏の声が嬉しかった!『愛のお荷物』(昭和30年/日活)と、『幕末太陽傳』(昭和32年/日活)と、『赤坂の姉妹・夜の肌』(昭和35年/東京映画)と同じ、あのナレーションである。そしてオープニング早々「彼ほど魅力的な映画監督はいない!」と断言するのだ。
 出生から少年期、松竹、日活等各社での代表作品紹介、撮影・演出の逸話、結婚について、病について、そして死まで。丁度書籍『サヨナラだけが人生だ』を映像化した様な構成であった。事実関係はもちろん、演出面に於いてもコアな川島ファンも納得出来る秀作であり...ありゃ多分、スタッフの中にかなりの川島信奉者が居ると見た(笑)。
 藤本義一、桂小金次、若尾文子、高村倉太郎キャメラマンがヴィデオ出演。川島撮影による内縁の妻・中村八重司さんの8mmの他、岡崎宏三キャメラマンによる『貸間あり』の撮影風景を撮った8mmという珍品も登場。"動く川島"も観る事が出来た(しかし、半身を引きずっていた...)。
 なお、限りなく『サヨナラ...』に近いが、TVの全国放送ということもあり、病気の原因となった近親結婚については触れられていなかった。開始早々、司会の三宅裕司が「御存知の方は少ないと思いますが...」と言っていたが、今、考えるとよくあんなメジャーな番組で「川島で1時間」などやったものだなぁ。



『驚きももの木20世紀』
テレビ朝日









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