川 島 雄 三 図 書 館



二十一世紀ジャズ読本

定成寛

平成13年7月1日初版
ブックマン社 \1500


 すいません、最後に自著で恐縮です。私の初の単行本、ジャズ入門書である「二十一世紀ジャズ読本」に、無理矢理(?)川島を登場させてしまいました。

 ラストの第六章「マニアック番外編・映画で振り返る日本のジャズ」で、黛敏郎氏の紹介に絡め『幕末太陽傳』と『接吻泥棒』が登場。ちなみに『幕末』のテーマは黛氏によるアーヴィング・バーリン作「アレキサンダー・ラグタイムバンド」の引用・変奏、『接吻泥棒』は同氏によるビッグバンド・アレンジの大傑作であります。
 有名作品『幕末太陽傳』だけでなく、知る人ぞ知る的な『接吻泥棒』を登場させたところが川島狂ジャズ・ライターのせめてものコダワリ。お笑い下さい。

 しかしジャズも映画も一緒クタにした巻末索引が我ながら圧巻。「カウント・ベーシー、川島雄三、キース・ジャレット...」って、どんな本やねん?! 「大西順子、オーネット・コールマン、岡本喜八、オスカー・ピーターソン...」、「ウェイン・ショーター、植木等、ウェザー・リポート、榎本健一...」あたりも笑えます。

 '01年6月末日配本予定。ご予約、お求めはお近くの書店、CD店かこちらのブックマン社ネット通販で。『マダムと女房』から『カンゾー先生』まで、日本映画もたっぷり登場します!






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