川 島 雄 三 図 書 館

エスクァイア日本語版 '99年３月号 エスクァイア・マガジン・ジャパン \700

洋邦コメディ映画の総力特集号。「日本の喜劇映画は進化する−監督の系譜」で前田陽一、岡本喜八両監督と共に「笑いの原型をつくった３人」としてクローズアップされている。 　簡単な経歴と『幕末太陽傳』の紹介を遺作『イチかバチか』（昭和38年/東宝）の撮影スナップと共に掲載。記事自体はわずかだが、この雑誌発売の時、同誌の電車中吊りにかなり大きな活字で"川島雄三"の文字が躍ったことが大ニュースであった。私も中吊りで発見、駅に着くなり書店に走った。 　ブリティッシュ・コメディの詳細な系譜や、貴重な欧州コメディ論などは出色だが、日本映画についてはセレクションの粗さが目についた。

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